先日行った京都•東寺の骨董市で購入してきたのが、このお盆です。
ごく一般的なお盆ですが、日用品としてばかりでなく、細かい作業の
際にも使えます。
木の目が気に入って、軽い物をずっと捜していたのですが、京都で
やっと出会えました。
原一菜(いちな)先生のお見立て付きです。
最初店主から2,000円と言われたのですが、「ヒビがあります!」と
訴えてみました。
店主も「これはヒビと言えるな。」と1,500円に。
このあとの会話が面白かったので、ト書き風にお伝え致します。
(京都弁が少々アヤシイのは、ご容赦下さい。)
私 新札で2,000円支払い。
店主「新札やな。お金持ちになった気分や。」
私 「それなら、もう少しおまけして。」
店主「それはあかん。一度もらった物は返えされへん。」
もちろん私も本当におまけしてもらおうと言った訳ではないのですが、
かなりユニークな店主だということが、最初の会話でわかったので、
冗談で言ってみた訳です。
骨董商の方は個性的な方が多く、このような会話も楽しさの一部
ではないでしょうか。
さて購入したお盆ですが、まず汚れを落とし、ヒビの止め、木のあばれ
の調整をし、拭き漆で再仕上げをする予定です。