金銀ツートン

昨年くらいから修復のご依頼で好評なのが、金と銀のツートン
仕上げです。

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このお抹茶茶碗は、若い茶道家オリジナルの野点用夏茶碗
だそうです。
白磁に茶だまりの部分が銀彩と、モダンなデザインになっています。

これが2つに割れてしまっていたのです。
銀彩の部分はもちろん銀泥仕上げですが、白磁の部分は金泥仕上げと
ご依頼頂きました。

ツートンに仕上げるのは別段難しいことはなく、時間をずらして仕上げる
だけなのです。
(もちろん合わせ目にちょっとした工夫は必要ですが…)
このツートンがモダンな器のデザインと合って、よい結果になったと
思います。

ちなみに器自体の銀彩が硫化していましたので、銀泥仕上げも色が馴染む
ようにひと手間かけてあります。


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