月別アーカイブ: 2013年11月

漆繕い

NHK文化センター ユーカリが丘教室の生徒さんの作品を
ご紹介致します。

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どこに修復箇所があるか、おわかりになりますでしょうか?
実は画像の上側、口縁部分にあります。

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接写した画像でもかなりわかりにくいですが、口縁中央に修復部分が
あります。
器のもともとの赤い絵付けに馴染んでしまって、違和感がありません。

現在金繕い、金継ぎと呼ばれる修復ですが、発祥は『漆繕い』と言い、
漆の色を使って直しをするものでした。

こちらの器はたまたま新うるしの色と近似色でしたので、あえて金属粉
で仕上げをされず、これで完成とされました。
発祥にあるように、これも勿論正解です。
赤絵のものは、この作品のように馴染ませやすい物があります。
選択肢のひとつとして、お考え頂ければよろしいかと思います。


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クラシックコンサート

ピアニストの野本哲雄さんとご縁があり、コンサートにご招待
頂きました。

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演奏されたのは『ブラームス ピアノ協奏曲第2番変ロ長調』
最も難しいピアノ協奏曲の一つと言われているそうです。
50分という長丁場であることも大変さの理由のようです。

ピアノは演奏する方の人柄が現れますが、野本さんの場合、誠実さが
清らかな音になって現れていました。
それが時に激しく、繊細に変化する演奏は素晴らしいの一言でした。

とても心地よい時間を過ごさせて頂き、野本さんに感謝致します。


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摺漆用紙を使ってみた

木目が生かされる拭き漆が好きです。
制作時には着古したTシャツを使っていたのですが、「摺漆用紙」が
よいと聞いて入手してみました。

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リサイクル品とあり、何やら数字が印刷されていますし、筒状になって
います。
何のリサイクル品かと思い検索してみたところ、レーヨン糸の巻きを
輸送する時に梱包している紙と判明しました。

適度な大きさにカットして使ってみましたが、Tシャツの端切れのように
ホコリは出ませんし、意外にやわらかいので隅の漆も拭き取りやすいです。
Tシャツよりも塗膜の厚みを出すことが出来る点も、都合が良さそうです。

最近手が止まってしまっていますが、お盆の修復やその他にも制作
したいものがあるので、活躍してくれそうです。


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過去記事ランダム読み返し

すでにお気づきの方もおられると思いますが、ブログに
「過去記事ランダム読み返し」という機能がつきました。

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ブログを始めて1年以上になり、記事もそれなりの数になりました。
ランダムに記事が選択されて、項目が表示されますので、気になった
記事がありましたらクリックしてみて下さい。

金繕いの教室に通われている方には、参考になる内容を載せている
つもりです。
ご高覧頂けたら幸いです。


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本日の画題 ブバルディア

今日のスケッチの画題は「ブバルディア」です。
ブバリアの名で販売されていることもあります。

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このぷっくりとした蕾がかわいらしいので、よく購入する花です。

和名は「管丁字」。(アカネ科)
その名の通り、ラッパ形をしています。
ユリなどもそうなのですが、ラッパ形の花は芯がしっかり通って
いないとおかしくなるので、スケッチするのには難しい花です。

今日の状態では蕾が多いので、花が開いてきたところで又
スケッチしようと思います。


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角粉とは

漆の塗面を磨くのに使われるのが「角粉」です。
鹿の角を焼いて砕いて作られます。

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しかし現在は入手が困難になり、合成の「呂色磨き粉」が使われています。

両者の違いは粒子の細かさや均一さがあると思いますが、使用感にも
違いがあります。
角粉は水を使って磨いだ場合には、水気が飛んで元の粉状に戻ります。
ここで手を止めて磨き具合を確認するタイミングが取れます。

磨き上げるという意味では、呂色磨き粉の方が綺麗に磨き上がると
思いますが、手を止めやすいというところが自然の物らしいという
気がします。

自然のもので作られた道具には、そのものなりの良さがあります。
安価で手に入れやすい新しい物もいいですが、自然の道具が廃れて
いってしまうのは残念だと思います。

注)画像の箱に「角粉」と書かれていますが、実はこれは天然の
貝や炭酸カルシュウムから作られたものです。
粉の感じが本来の角粉とは違いがありますが、使用感はかなり酷似
しています。

 


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お手製治具

以前のブログで器の高台を修復する際には、割り箸などを使うと
器の表面と同時に作業が進行出来ますと書きました。

実際私が使っているのは、手製の治具です。

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幅10cm、長さ29cmくらいです。
お茶碗程度のものならば、長い材に橋渡しするように置けますし、
細長いものなら短い3本の材に渡して置けます。
華奢な材で作っていますが、ビス止めしているので結構丈夫です。

一度器を置いたら、治具自体を持って室に移動します。
もちろん作業中にも据え置き台として使います。

実はこれは2号機なんです。
1号機は材が大きく重いので、あまり使わなくなってしまいました。
思い切って軽量化した2号機は、大きさ、使い勝手共に良好です。

ところで前々から治具ってどういう言葉なのだろうと疑問に思って
いました。
ブログに書くにあたって検索してみましたら、英語のjigに漢字を
当て字しているのがわかりました。
長年の疑問が解消です。


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“書” Exhibition 2013

友人のKさんが出展された、“書” Exhibition を拝見しに
代官山まで出かけてきました。

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私は先生のお手本を見ながら書く「臨書」が精一杯ですが、こちらでは
アートとしての書が拝見出来ました。
先生がそれぞれの方の個性を生かした指導をなさるそうで、皆様個性的な
作品を発表されており、教室の楽しそうな雰囲気まで見えるような
展覧会でした。
私も将来はこのようなアートに挑戦したいと思いました。

代官山には久しぶりに行きましたので、会場周辺の景色を
ご覧下さい。

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つわぶきの花


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筆に癖がついてしまったら

道具箱の中で、筆が変に癖がついてしまっていませんか?
筆は特に中心にある毛に癖がついてしまうと、使いにくくなります。

こんな時には、しばらくお湯に浸けると直ります。
お湯は熱湯でなく、60度〜で構いません。

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さらに時々コンディショナーをつけると、まとまりが良くなります。

ただしこの方法が有効なのは、天然毛の場合だけです。
ナイロンなどの人工毛では、使えません。

教室で教材として最初にお配りしているのは豚毛ですし、仕上げ用として
お勧めしている筆は、テン毛です。
もし水で濡らして整えても曲がっているなど、癖がついてしまったら
試してみて下さい。


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置き目 練習用皿

各カルチャーセンターで、今年の4月から受講して下さっている方は、
今月11月に置き目のカリキュラムを行うと思います。
それにあたって練習用のお皿をお持ち頂くようにお願いしております。

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練習用のお皿の要件は、
①大きさ 12cm〜15cm程度(形は自由)
②無地(柄がないもの)
③平らなもの
④釉薬がざらざらしていないもの
⑤淡い色のもの
⑥陶器でも磁器でも可
です。
上の画像を参考にして下さい。

新たにお買い求め下さってもよいのですが、ご自宅で使わないお皿
でも構いません。
図柄が入りますので、物足りないと思っているお皿が新しい感じに
変わります。

仕上げの復習も兼ねております。
どうぞお忘れなくお持ち下さいませ。


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