金泥 金の純度

先日金泥は金ではないのではないか、という質問を受けました。
そもそも金泥とは金箔を微細な粉末にしたもので、金の純度は
元にしている金箔に依ります。

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その金箔が金の純度に関して独特の基準がありますので、ご説明したい
と思います。

実は金箔と称してよいとされているのは、純金58.82%以上からなのです。
一般的に銀と銅が混合されており、それらも「純金箔」と言うのです。
なぜ24Kでないものを「純金箔」と言うのか、とても紛らわしいのですが、
理由は定かではありません。
何かの事情から発生したとは思いますが、慣例としか表現出来ません。

ところで教室で教材としてお出ししている金泥は、金の含有率が97.66%
(23.4K)と高純度の一号金を使用しています。
パッケージに「純金泥」と表示されていますが、決して偽装表示では
ありません(笑)。

金色の泥という意味では、金と銀の合金から作られている青金泥、水金泥。
真鍮から作られている本金紛粉、準金泥などがあります。
金の含有率が低いもの、金ではないものについては、名称が違います。
当然これらは金泥とは色味が違いますので、必要に応じてお勧めしています。


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