日別アーカイブ: 2014年4月27日

仕上げ 均一がよい?

仕上げについて多い質問がのひとつが、線は均一がよいのか
ということです。
割れたものの接着の場合、ぴったり接着されて細線になっている
部分と表面に欠損があって線が太くなる部分と同じ器の中でも
状態が違うことがあります。

これも前日のブログ記事のようにお好みで構わないのです。
欠損通りランダムな線になるのもよし、太い部分に合わせて均一に
描いてもよしです。

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画像の器は、欠損なりに仕上げています。
部分的に線を整えているところはありますが、私は破損したままの
線が美しいと考えているからです。
破損も器の形態によって物理的に生じているのですが、これも
自然の摂理のように感じています。

しかしこれはあくまでも私の考え方です。
ご自身が均一な線が美しいと思えば、そうして頂いて構いません。

もし迷われるようでしたら、まず欠損なりに仕上げてみては
いかがでしょう?
修復した状態をそのままなぞればいいので、線を描きやすいと
思います。
その上で気になるところを修正していく、という方法もあります。

細線と太い部分が混在している線の描く手順に疑問がありましたら、
教室でご質問下さい。
ご説明致します。


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