先日、刷毛の江戸屋さんに出かけたついでに小津和紙さんにも
立ち寄りました。
昨年のブログにも書きましたが、今年も三椏(ミツマタ)が花を
咲かせていました。
三椏はジンチョウゲ科の落葉低木で、枝先が三つに分かれることから
「ミツマタ」の名があります。
花の香りも沈丁花に近いものでした。
和紙の三大原材料として知られていますが、日本に入って来たのは
最も遅く、近世になってからです。
優美で緻密な肌になることから印刷効果がよく、かつては紙幣として
使われていました。
金箔の間に入っている箔合紙も三椏です。
小津和紙さんには栽培が難しいと言われる雁皮も植えられています。
花が咲くなら是非見てみたいと思っています。