原三渓の美術

横浜美術館で行われている「原三渓の美術」展に行ってきました。

原三渓というと横浜出身の私としては「三渓園」が馴染みがあります。
生誕150年・没後80年記念のこの展覧会は副題に「伝説の大コレクション」
と銘打っているように三渓自身も一堂に観ることが敵わなかった旧蔵の
名品を過去最大の規模で展観することが出来ます。

展示品は「コレクター」「茶人」「アーティスト」「パトロン」の4つの
側面で分類されていますが、特にコレクターと茶人のコーナーに展示
されているものは国宝や重要文化財に指定されているものを含み、どれもが
名品です。

パンフレットにも掲載されている「孔雀明王像」は平安時代後期の作で
現在は東京国立博物館に収蔵されています。
なかなか東京博物館でも展示されない一品が、8月7日まで展示されています。
こちらの神々しいお顔を見るだけでも会場に足を運ぶ意味があると思います。

なお美術館の中は作品保護のため、低い温度に管理されています。
羽織る物をお持ちになるか、会場でブランケットを借りるのがよろしいかと
思います。


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