教室で仕上げの材料としてお渡ししているのは、金•銀泥です。
特に銀泥は蒔いた直後の白色から硫化し、黒に変色していく過程も
お楽しみ頂けます。
しかし銀色を維持したいというお好みの場合は、プラチナ泥という
選択肢もあります。
画像は以前深刻なヒビとしてご紹介しました平鉢ですが、プラチナ泥
で仕上げをしています。
プラチナ泥は銀色ではありますが、銀より青味が強く、暗い色に
仕上がります。
この色は変化することはありません。
金繕いの歴史から見れば、プラチナは近代のものということになります。
また価格も金の3倍ほどと高価です。
この点をご理解の上、お使い頂くのもよろしいかと思います。