天候待ち

3回目の生藍染めには袱紗を染めようと決めて、白生地を購入
してきました。

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端切れなので、お買い得品です。

これを持って原一菜(いちな)先生にご相談したところ、家紋を
入れる円形の白抜きを絞りで作ったらどうかとご指導頂きました。
端切れではありますが3枚取れるので、同じ色の合わせも出来ますし、
別の布と合わせるのも可能です。

しかし台風接近で天気が思わしくありません。
生藍染めは一気に乾かすのが大切なので、晴天の日に行うのが原則
なのです。

問題なのが、藍の状態です。

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すでに花の時期は終了し、種を成熟させる段階に入っているので、
徐々に枯れていくと思われます。
台風の風で葉が痛むのも気になりますし、どこまで葉がもってくれるのか、
天気予報と藍のプランターを交互に眺めて気をもんでいます。

金繕いも漆の状態に左右されますが、草木を相手にする生藍染めも
同じように自然に影響を受けるのを実感しました。
しかしこれが本来の工芸であると思います。
化学的な物に慣れ過ぎてしまって、人間に合わせてくれるのが当たり前に
なっているところがありました。

いつも教室で「焦らずゆっくりやりましょう。」とお話していますが、
今それを自分に向かって言っています。


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