貝合せを制作して金箔を扱って頂くカリキュラムを組んでおります。
これは金箔が扱えるようになることによって修復の手段が増える
からなのですが、その代表が洋食器の修復と言えるでしょう。
昨年ご紹介した洋食器の修復が完成していますので、ご紹介したいと
思います。
左右の器で蒔き下の漆や、金箔の色が違います。
また欠損に合わせて地描きの方法も違います。
右のティーカップは口縁の金彩も修復し、欠け部の直しと馴染ませて
います。
いずれにしろ通常の金•銀泥の修復とは手順が違いますので、チャレンジ
される器に合わせてご説明したいと思います。