月別アーカイブ: 2014年1月

まったく違う用途に…

昨日の世田谷ボロ市で購入してきた物を、ご紹介したいと
思います。

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竹細工の灰汁取りです。
お店の方は職人の持ち手の丁寧な細工を見て!とおしゃっていたのですが、
違う部分ばかりチェックしていました。
ゴメンナサイ。

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とんぼ玉です。
こちらもアクセサリーにするわけではないので、それぞれ意味があって
選定しています。

どちらも何の用途なのか、該当する作業が発生した方がおられた時に
教室でご説明したいと思います。


カテゴリー: 日常の風景 |

リベンジ?世田谷ボロ市

昨年12月に世田谷ボロ市に行き、成功あり失敗ありの
ご報告をしています。
この世田谷ボロ市は1月15〜16日にもあり、リベンジ?に
出かけました。

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メインストリートの様子です。
12月に比べるとはるかに人出が少ないです。

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出店している骨董店は、こんな感じです。

今回は修復のための器というより、純粋に自分の趣味のものや
作業に使うものを探しました。
詳細は後日をお楽しみに!


カテゴリー: 展覧会•イベント |

本日の画題 スイトピー

本日の画題は、スイトピーです。

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ご存知の通り、マメ科の植物です。
マメ科と言えば萩や藤もマメ科なので、これらを描く時の参考の為に
よく選ぶ花です。

雪が降ろうかという寒い日なので、温かみのあるピンクにして
みました。


カテゴリー: 植物•スケッチ |

修復記録

NHK文化センター千葉教室のMさんの作品をご紹介
致します。
Mさんは、金繕いの教室では貴重な男性陣です。

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Mさんは受講歴が長くなってきて、より綺麗な仕上げを目指して
奮闘中です。
大きい欠けや、縁の綺麗さを追求されています。

ところで右側の鉢にラベルが貼ってあるのが、ご覧になれると
思います。
Mさんは研究熱心な方で、このラベルは修復の工程を記録した
ものなのです。
男性にはこのようにきちんと記録される方が多いのですが、これは
作業の手順を確認する方法としては、とても有効です。
粘着テープを使用されているのも、紛失を防ぐのでよいですね。
ぜひ参考になさって下さい。

千葉教室の2月の講座は祝日に重なるため、お休みです。
次回お会いするのは3月になりますので、お忘れにならないよう。
お待ちしております。


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ブラフ18番館の謎

たびたびご紹介している横浜山手西洋館ですが、今日は
建築時のミステリーを持っているブラフ18番館のお話を
させて頂きたいと思います。

ブラフ18番館

横浜山手地区に保存•公開されている西洋館7館のうち、
ブラフ18番館だけが建築主•設計施工者が明らかになっていません。

解体•移築時の調査で、関東大震災前に建っていた洋館の部材を
流用して建てられたものだと判明したので、当時の建物の所有者である
オーストラリア人貿易商のR.C.バウデン氏が建てたものではないかと
いう推測はされています。

しかし関東大震災の1年3ヶ月後にバウデン氏は、ブラフ18番館となった
建物を手放し母国に帰国してしまっているので、氏がどの程度再建した
建物の建築に関与したのか、実際氏が住んだのかがわからないのです。

推論のヒントはいくつかあります。
再建された建物は、震災前の明治20〜30年に建築された建物に酷似
していること。
横浜が震災で壊滅的な状況だったとはいえ、土地建物の所有者である
バウデン氏に許可なく他人が建築を行うのは無理があることです。

また外観からはわかりませんが、ブラフ18番館は地震対策がされている
建物なのです。
当時まだ新しい技術であったコンクリートによる布基礎が打たれています。
それは現在の基準よりも遥かに深く、広いものになっています。
そして柱は4寸角(約12cm角)と現在の標準よりも太いものが使われて
います。
加えて外観のモルタル塗りも、耐火性を考えたものです。
ここまでの対策を打ったのは、バウデン氏自身が震災を体験し、その
怖さを実感したからではないでしょうか?
ご自身が横浜に住み続ける為には、その対策が必要だったのでは?

この推論を助勢する出来事がありました。
2007年バウデン氏の孫夫妻が、オーストラリアからブラフ18番館に
来訪されたのです。
「私は、バウデンの孫です。」と名乗られて。
これはバウデン氏がブラフ18番館を建てた、もしくは住んだという
認識がなければあり得ないことです。

残念ながらバウデン氏の孫夫妻への追跡調査は行われなかったので、
ブラフ18番館建築時のミステリーはミステリーのままです。
しかし氏の母国オーストラリアを思わせる明るく開放的な洋館である
ブラフ18番館を見るたび、横浜貿易業界の重鎮であり、外国人社交界
の中心人物だったバウデン氏が、横浜の復興を願い、先鞭となるべく
建築したのではないかという思いが強くなります。
いつかこのミステリーが解明されることを願ってやみません。

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カテゴリー: 日常の風景 |

小さい破片

小さく薄く削げたように欠けてしまう…
よくある欠損です。

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破片は小さいですが、これも「割れ」になります。
器自体が割れてしまった物に比べて破片が小さいので、一見簡単に
思えますが、実はそうでもないのです。
それは接着した破片がズレてしまう確率が高いからです。

ズレてしまうと後の工程が大変になるのは、長く受講して下さっている
方ならばよくご存知のことと思います。

接着後のチェックの仕方、保管方法など、コツがあります。
是非破片が小さいからと安心せずコツを確認の上、修復なさって
下さい。

 


カテゴリー: 基本のき |

霜柱

寒波襲来で寒い日が続いています。
久しぶりに霜柱を見つけました。

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霜柱が久しぶりということは、土をあまり見ていないということです。
そう考えると霜柱も特別なものに思えてきました。


カテゴリー: 日常の風景 |

飾り座布団

貝合せのディスプレイ用に、人形用の座布団(飾り座布団)を
購入してみました。

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画像では青く写ってしまいましたが、紫色のちりめんです。
大きさは15cm角。

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ヒオウギ貝の作品を載せてみました。
何やら格調高く見えます。
物の下に何かを敷くという日本文化に納得です。

貝の表情に合わせて、いろいろ誂えてみたくなってしまいました。


カテゴリー: 貝合わせ |

松の内終了

新年8日目。昨日で松の内が終了しました。
門松も片付けます。

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白い紙に包んで、燃えるゴミに出します。

情緒がないのは残念ですが、マンション暮らしなので燃やす訳には
行きません。
左義長を待たずに現代の生活に合わせて松の内終了とするように、
致し方ない変化だと思います。

ところで左義長は「どんと焼き」とも言われますが、この「どんと」
という音が気になっています。
どういう意味なのか、わかりましたらご報告したいと思います。


カテゴリー: 日本の文化 |

合羽橋に買い出し

今日は今年の仕事始めで、原一菜(いちな)先生の助手で入って
いるNHK文化センター青山教室に出かけました。
その帰りに教材の買い出しに合羽橋まで遠征。

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合羽橋の玄関口、コックさんの看板です。

合羽橋はだいたいこのお店というのが決まっているので、そのお店を
歩いて回ります。

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ランチをしたり休憩したりするのが、この「合羽橋珈琲」です。
蔵風のインテリアがオシャレなお店です。

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今日は抹茶のチーズケーキと珈琲で休憩です。

2階にある「Soi」は、作家ものの器や骨董を置いています。
合わせてご覧になるのをオススメします。

このようにご依頼頂いた材料は、自ら出かけて調達していることが
多いです。
ご依頼頂く場合は、その時間と手間をご想像頂けたら幸いです。


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