ホンビノス貝 食してみた

以前のブログで、貝合せのカリキュラムではホンビノス貝の
使用はご遠慮頂きたいとご説明しました。

ホンビノス貝はハマグリと同種ではありますが、北米原産で
船舶のバラスト水に混ざって日本に定着してしまったものです。

これが「シロハマグリ」とか、「大ハマグリ」などと称されて
販売されていることがあり、購入されてしまう方がおられます。

しかし日本人が古来より馴染んで来たハマグリで貝合せを
制作して頂くことが日本文化に触れることにもなりますので、
ハマグリで制作をお願いしたいと考えております。

とはいうものの、ホンビノス貝は食すとハマグリに似た味と
いうので、食べてみることにしました。

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ホンビノス貝にはハマグリのように柄はなく、一律白で、深い筋が
入っています。

最初はハマグリと食べ比べる為にお吸い物にするつもりでしたが、
どうしてもこの筋に入った汚れのようなものが気になり、また
酒蒸しにしてしまいました。

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今回はオリーブオイル&醤油の和洋折衷味です。

実際食べてみて、確かにハマグリに近似した味だとわかりました。
10個で360円でしたので、価格も手頃だと思います。
料理をするならば、十分楽しめるのではないでしょうか。

しかし工芸品を制作するのには、外観の美しさにおいてハマグリに
勝てるものではありません。
やはり貝合せには、ハマグリをお使いになるのをオススメ致します。


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