和様の書

現在、東京国立博物館で行われている『和様の書』という展覧会に
原一菜(いちな)先生の引率で出かけました。

和様の書パンフ

和様の書とは、中国から伝来した漢字を日本人が独自に発展させた書を
言います。
漢字自体も柔和で優美な書体を作り出しますが、一番わかりやすいのが
仮名でしょう。

時代を追っていく展示は大変わかりやすいのですが、書にあまり関心が
ない方でも織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった時の権力者の人柄が
窺える書には興味を持たれると思います。

かなの書に苦戦している私としては、名筆とうたわれる書を拝見出来たのは
とても刺激になりました。
また小さい色紙に書かれた書を近くで見られたのは、20時まで開館している
金曜日を選んだからかもしれません。

ところで東京国立博物館の本館は、建物としても見所があります。
まずは入り口正面の大階段です。

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映画やドラマなどでも使われていますので、ご存知の方も多いかと
思います。

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1階の15室と16室の間にあるラウンジのモザイクタイルです。
質実剛健な印象の本館で、漆喰壁に埋め込まれたモザイクタイルは
日本人の感性に合うと評価されています。

本館で展示されている『日本美術の流れ』は、平成館の和様の書展示に
関連づけているものがあります。
合わせてご覧になってみてはいかがでしょう?

『和様の書』の会期は、9月8日までです。


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