月別アーカイブ: 2015年2月

おむすび まるさんかくのランチ2015

昨日ご紹介した「おむすび まるさんかく」のランチです。

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以前は月曜日と火曜日のみだったランチ営業が、火曜日から金曜日までと
機会が増えています。
また提供スタイルも変わっています。
ランチボックスが2種、おむすび、おかず盛り合わせ、みそ汁をお好みで
選べるパターンがあります。
上の画像はそのお好みで選んだものです。

おむすびは手前から緑小豆と赤米、セリとちりめんじゃこです。
この日のお味噌汁は「アカモク」というシャキシャキした食感が魅力の
海草が入っていました。
おかず盛り合わせは、金華サバ他、野菜がたくさんです。

金繕いの講座を受講中の方々から、「おむすび まるさんかく」に行って
みたいというお話を頂いています。
営業曜日は増えましたが、予約必須です。
どうぞあらかじめご連絡を入れた上で、お出かけ下さい。


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デキャンタの修復

時々ご紹介しております「おむすび まるさんかく」の店主より
修復依頼のありましたデキャンタの作業が完了し、納品して参りました。

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こちらはバカラのアンティークだそうで、胴に描かれているスミレの
紋章を持つ方からのオーダー品という逸品です。

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わかりにくい画像で申し訳ありませんが、本体の口縁が欠けてしまって
いました。
破片のある部分は接着したのですが、欠損部分も多くあり、それを埋めた
上で洋金箔で仕上げてあります。

陶磁器と違い、ガラスはその物性から様々な注意点があります。
代表的なのは360度透けて欠損部が見えてしまうこと。
今回のように欠損を埋めているのがわからないようにするのがポイント
です。

その他ヒビの止め方、接着の仕方等々、陶磁器の技法が基本でありますが、
ガラスならではの手順がありますので、チャレンジしたい方は教室でまず
ご相談下さい。

またデキャンタという栓が入るものですと、破損の位置によっては、その
加重に対しての配慮も必要になります。
独特の補強方法をお勧めしておりますので、あきらめずに修復をご検討
下さい。

ところで仕上げに洋金箔を使ったのは、本体に金彩があり、それがアンティーク
独特の落ち着きのある色であったからです。
結果なじみがよく、修復部が目立たないという状態に仕上がりました。

お納めしたデキャンタは、栓が入り、同じアンティークのガラス瓶のある
場所に置かれると、しっくり収まっておりました。
帰るべきところに帰った修復品を見ますと、修復させて頂いた喜びを
感じます。


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筆を持つ手

仕上げをする際に手が震えてしまい、よい線が描けないという
お悩みをよく聞きます。
その際仕上げをしている様子をお聞きしますと、筆を持つ手が
宙空にあることが多いようです。
この状態ですと震えてしまうのは、必然とも言えます。
そこでオススメしているのが、小指を器に着地させていることです。

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上の画像は小指を置いた一例です。
置き方は器の形、仕上げの状態で変わってしまうので、ある意味正解は
ないのです。
ご自分がやりやすい方法で、筆を持つ手を安定させる形を見つけて
下さい。

これに加えて器を安定させれば、仕上げが格段に楽になると思います。


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