日別アーカイブ: 2015年2月17日

まとめる

NHK文化センター柏教室のUさんの作品をご紹介致します。
縁に小さい欠けが複数あったものです。
これをまとめて口紅風に銀泥で仕上げて頂きました。

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釉薬が弱くて、欠けがたくさん出来てしまう器はよくあります。
これをひとつひとつ独立して仕上げてしまうと、それらの主張が強過ぎて
目に障ってしまいます。
そのような時の対策として、口紅風に直すことをお勧めしています。
但しこの方法には、まず道具を自作して頂くことから始めます。
ですのでその手順から、教室でご相談下さい。

Uさんは、器自体の柄である桜の花びらにも銀泥を入れてみようとおっしゃって
います。
このような発展的なアイディアは、大歓迎です。
仕上げは自由に遊んで頂きたいと思います。

〈用語解説〉 口紅とは
陶芸用語で皿や鉢などの口縁に鉄釉を塗ったものをいう。
金繕いの教室では金属仕上げなので「覆輪」と称しています。


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