度々新うるしを使った筆の洗い方は、ブログにアップしていますが、
最近受講を始めた方々のために再録致します。
薄め液は、ジャムの瓶などに半量分けます。
これを筆や道具の洗い用とします。
筆はこの中で泳がすように洗います。
瓶の底に押し付けて洗うと、金具に当たって毛が切れてしまい、穂先が
細くなってしまいます。
泳がすように洗っては、ティッシュにオフするを繰り返し、ティッシュに
新うるしの色が着かなくなったら、洗剤で洗います。
洗剤は台所用でも手洗い用でも構いませんが、液体がよいです。
穂先に洗剤を含ませて、穂先をほぐすように爪で中まで洗剤分を
しみ込ませます。
このようにしっかり洗わないと、穂先が新うるしの成分で固まって
しまいます。
また洗うのも薄め液で洗ったあとすぐ行います。
時間が経ってしまうと、固まってしまいます。
洗ったあとは、穂先が湿っているうちにキャップをします。
穂先が乾いてしまって、ふわふわと広がってしまってからキャップを
しますと、毛が入りきりません。
道具の後片付けは面倒なものです。
習慣づけるしかありませんが、筆のコンディションが良ければ、
作業も快適に出来ます。
どうぞ大事にしてあげて下さい。