「金繕いの本」が出来るまで 10

11月の声を聞いて、昨年は校正が終わって本の発売を待っていたなぁと
しみじみしてしまいました。

校正は文字校正と色校正があり、それぞれ複数回行います。
文字校正はその名の通り、文章のチェック、内容、レイアウトのチェックを
行います。

単純に自分が原稿を起こした物に問題がないかだけでなく、「ノンブル変更」
と言ってページ順を変えることもしましたし、想定より内容が多かったり
少なかったりするのを調整しました。

またブックデザイナーの方がレイアウトしてみて、ここに文章があったほうが良い
と原稿の追加もありました。

校正のための必須道具は、赤と青のペンと定規です。
この辺はドラマの「校正ガール」さながらでした。
ただ私は校正のルールは勉強しておりませんでしたので、Y編集長に
指示をあおぎながら作業しました。

色校正は画像のみのチェックです。
明るさ、トリミングなどを確認していきます。

それなりに時間がかかり大変な作業ではありましたが、今までWordの
文字列だけだった物が実際の本の状態になって見られますので、出版の
実感が一番湧いた作業でもありました。


カテゴリー: 日常の風景   パーマリンク

コメントは受け付けていません。